Hablar

日々思ったことをつらつらと

インターンシップって何? 経験談と参加する意義

[2019/4/21(土)更新]
f:id:to-tokun:20190420234017j:plain
Background vector created by GraphiqaStock - www.freepik.com
こんにちわ。
この記事は今から就活を迎える大学3回生以下に向けて書いた記事です。
インターンシップってなんか聞いたことあるけど、結局行くの?行かないの?」
と疑問に思っている学生さんはぜひ読んでみてください!

学校のカフェで、ブログを書きながら隣のJDたちのワードウルフを推理していたto-toです。
若いっていいですね。

今日はインターンシップとは何かということを書いてみました。
インターンシップ(以下インターン)の種類から実体験に基づき、自分が考える長所・短所をまとめました。
お付き合いください。

インターンの種類

インターンと一口に言ってもいくつか種類があります。
「そもそもインターンって初めて聞いたんだけど」という人もいるでしょう。
わかりました。
種類の解説の前にさらっと、定義をおさらいしましょう。

インターンシップ(英: internship)とは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと。 商人・職人のための徒弟制度と似ているが、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々である。略称として、インターンとも呼ばれる。
(Wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/インターンシップ
)

とのことです。
ざっくりいうと、就業体験・就業お試し期間といったところでしょうか。
とは言え、今の日本の就活における「インターン」は「働いてみる」という側面より、「企業と触れてみる・知ってみる」という側面が大きいです。


インターンをきっかけに、どんな仕事をしていて、どんな人たちと働くのかを勉強するといった形ですね。
それでは種類別に見ていきましょう。

1dayインターン

  • 1日以下で終わる
  • 給料・手当等はほぼ発生しない
  • 会社案内半分、仕事を知ること半分


Background vector created by iconicbestiary - www.freepik.com
その名の通り、1日で終わるインターンですね。
会社から指定された場所に行き、業界や職種についての説明・職業体験ゲーム・プログラミング体験・グループディスカッションなど、様々です。

やはり1日で終わることもあり、内容としては深いところまではわからないことが多いです。
本当に「知るきっかけ」という感じです。

2~3daysインターン

  • 複数日程
  • 給料・手当は出ないことが多い
  • がっつり頭を使う・考える
  • 時々泊まり込みもある

数日かけてプログラムがあるインターンです。
長期休暇などは例外ですが、金土日などが多いです。

このくらいのインターンは、新規事業立案、営業同行、プレゼン発表などが多い印象です。
拘束時間も長く、とても大変ではありますが、一緒に就活を頑張れる仲間ができ、スキル向上も期待できます。

長期インターン

  • 1ヶ月~1年
  • 給料・手当は出ることが多い。
  • 働く
  • アルバイトの感覚
  • 内定につながる可能性も

アルバイトと同じように一緒に働きながら、その職業についての理解を深めていくインターンです。
本来のインターンと呼ばれる形ですね。

アルバイトとの大きな違いは、採用や育成を目的としている点です。

インターンは労働力が欲しいわけではなく、学生と触れ合い、育成するためにお金を投資してくださっています。

そのため、アルバイトよりも質のいい経験ができることが多く、そのまま内定につながることもあります。
時間に余裕のある人や、今のアルバイトに不満があり、何か自分に活きることがしたいと思っている人にはオススメです!

インターン経験談

さて、いよいよ僕の経験談です。


10社ほどのインターンに参加してきました。
ほとんどは1dayで、1つだけ3daysです。

自分として、印象に残っており、ぜひ紹介したいインターンを選抜しました!


興味のあるものだけでも読んでいってください。


※順番は時系列順ではありません。

某IT企業の1dayインターン(2月)

f:id:to-tokun:20190420234831j:plain
Background vector created by freepik - www.freepik.com
1発目は、みなさんが名前を聞いても「ん?」となるようなIT企業です。


このインターンを選んだ理由は、ひたすらに楽しかったからです笑


なんだそれは、と思われるかもしれませんが、案外楽しいインターンも存在します。
今まで知らなかった世界について知ることや、同じような境遇の人と知り合い、話すことは楽しいことです。


その中でもこの企業は特段楽しかった覚えがあります。


会場に入るとまず机に案内され、同じグループの人と談笑してました。


最初のプログラムは職業体感ワーク。
それもチームで協力するゲームでした。

簡単に説明すると、時間内にたくさんお金を儲けたグループの勝ち
細かいルールは省きますが、僕のグループは優勝しました!


商品ももらい、ウキウキな中、次のプログラムも職業体感ワーク。
次は課題を解決する商品を作ろう、というディスカッション形式のワークでした。
プレゼン発表があり、優勝を決めるのですが、またしても優勝!
唯一の2冠だったのでヘラヘラしながら次のプログラムへ。


お次は会社紹介。
少し眠たい中、実際にどんな仕事をしているのか、どんな考えのもと働いているのかという説明を聞きました。


そのあとは懇親会。
1dayでは珍しいんですが、お酒まで出る社員さんとの交流会です。


たくさん聞きたい話を聞いて、そのまま帰宅。
楽しむだけ楽しみ、商品ももらい、聞きたいことも聞けて、学びも喜びも深いインターンでした。

某製薬会社の1dayインターン(3月)

2社目は大手製薬会社のインターンです。

このインターンを選んだ理由は、「The インターン」と感じたからです。
というのも、このインターンでは

  • 職業を知る
  • 業界を知る
  • その業界を見ている学生と知り合う

ということが全てできました。

MRという少しなじみの薄い職種の体感ワークを主にしたインターンです。


スーツを身にまとい、本社ビルまでてくてく。
会場に着き、着席すると、周りはみんな薬学部5回生。
自己紹介をして、ビビりまくりのまま、ワーク開始。


MRの業務を簡易化したワークで、情報の交換や、こちらからの提案を考えます。
薬の専門知識がなく、最初は萎縮してしまっていました。

でも、このまま何も得れずに帰るのは嫌だなぁと思い、自分のできそうなことを考えました。
僕の仕事は「自分にでもわかるか確認すること」だと結論づけ、メンバーに「説明するときは俺にでもわかるように説明してほしい」と伝えました。


その結果、ワークでは優勝!
その企業のお菓子を1箱ゲットしました(笑)


ワークで仕事の流れをつかみつつも、自分の役割を再確認するという大切な作業を経験できたインターンでした。
薬学系の学生とも仲良くなれて、いいことづくめです。

某保険会社のインターン(11月)

こちらは超大手の保険会社のインターン
少し特殊で、内定者(まだ入社していない4回生)が企画・運営していました。

内容は

こんなラインアップでした。

このインターンを選んだ理由は、正直「んー...」と思ったからです。


模擬面接はかなり良かったです。
同じくらいの年代の先輩に、「ここはムッチャいいけど、ここもうちょっと頑張ろうね。」と言われることはモチベーションにもなりました。


ただ座談会や企業分析、エントリーシートに関してはほとんど他の人との交流がなく、ただ言われていることを聞く、という雰囲気でした。
さらに、言っていることも表層的で、「何のため?」「結局自分は何をしたらいいの?」と思わざるを得ない内容でした。

インターンは全部が全部いいところだけじゃないんだなぁと感じた日です。

某教育会社の3daysインターン(12月)

f:id:to-tokun:20190420235147j:plain
さて、ラストは唯一の複数日程インターンです。


結論から言います。超絶ハードでした。
どのくらいハードだったかというと、
両親に「絶対にそんな企業に就職しないほうがいい」
と言われたほどです。


具体的な内容なんですが、「新規事業立案」というものです。
その名の通り、「新しくビジネスを始めよう!どんな企画がいい?」と考えるものです。
4人1グループになり、5グループのコンペでインターンが終了します。


どこがきつかったのかというと、

  • 知らない人とビジネスを作らなけらばいけない
  • 期間が3日間と短い
  • 寝れない

という感じです。

お金を生み出したことのない学生4人で話し合うので、揉めるわ話しがそれるわで大変でした。


大変だっただけかというとそんなこともありません。
こんな風にみなさんに自分なりの情報を発信できているのも、このインターンがあるからです。
社員さんやグループの仲間と真面目に課題について向き合うことで、真正面から就活と向き合えるようになりました。

懇親会でも会社のこと、人事の本音など聞けたので本当に行って良かったインターンでした。



僕の就職活動を変えてくれたインターンです。

インターンのメリット・デメリット

ここまで僕のインターン経験について書いていきました。



ここからは僕が感じるインターンに行くメリットとデメリットを紹介します。
ナビサイトやインターン紹介サイトとは全く関係ないので、素直な意見を書きます。



参考になれば幸いです。



メリット

メリットは大きく分けて3つ。

  • 働くイメージが若干つく
  • 同じ業界を狙っている学生と交流ができる
  • 社会人と話すことができる

正直単体では代用できるメリットばかりです。

働くイメージは説明会でつければいい。

学生との交流はSNSでも選考でも可能です。

社会人と話せることはマッチングアプリなどを用いてOB・OG訪問をすれば済みます。

ただ、インターンシップに参加するオンリーワンの価値は、


それらすべてが

一緒に

半強制的に

得られることです。

イメージは話を聞くより簡単に、交流はほぼ強制的に、人事の方とも必ず目を合わせて話す機会があります。
僕はとても時間効率のいい就職活動だと感じます。

デメリット

一方、デメリットは

  • ある程度まとまった時間が必要
  • インターンに選考がある場合が多く、手間がかかる
  • ハズレになる可能性がある

こんなところです。

長期になればなるほど得られる情報・成長は大きいです。
が、それに比例してかけるコスト(時間・それに伴うリスク)も大きくなります。

僕のようにハズレを引いてしまい、「行かなければ良かった」と感じるときはなんだか切なくなります。

エントリーシートなどで選考を行う企業もあるので、それにかける時間もコストになりますね。

他の説明会やOB訪問などの就職活動に比べると、ハイリスクハイリターンな印象があります。

まとめ

f:id:to-tokun:20190420235439j:plain
今回はインターンシップってなんなの?

ということに関して、自分なりの解説をしました。

結論は「インターンシップはハイリスクハイリターンな就活である」ということです。


最後に1つだけアドバイスを、


インターンは必ず行かなければいけないものではありません。
本文でも書いた通り、ハイリスクです。
「友達が行ってるらしいから、名前知ってるところに行こうかな」という考えは危険です!

インターンに参加する際は、このイベントで何を学びたいのか、何を知りたいのかをある程度明確にしてから行くことをお勧めします。


就職活動に対する疑問があれば、Twitter、コメントなどお待ちしています。
今日も1日頑張りましょう!