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学歴フィルターって存在するの? 就活6ヶ月目の所感

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http://gahag.net/004654-tokyo-university/
[2019/4/20 (土)更新]


この記事は

「就職に向けてどうやって大学を選べばいいのかわからない」という高校生
「実際入学したけど、自分の大学で就職はうまいこといくんだろうか」と悩んでいる大学生

向けに書いています。

こんにちわ。
人事の人に「女子高生にいじられそう」と謎の評価をもらったto-toです。

今日は就職と学歴の話をしたいと思います。
学歴が企業にどんな風に見られているようなのか、ということをまとめました。
僕自身、第一志望校に不合格でした。
学歴コンプレックスに陥ったこともある僕が、絶賛就活中の肌感をお届けします!

学歴フィルターは存在している??

結論から書きます。
学歴フィルターは存在します。
これは前回の記事で書いた「新卒一括採用」という採用形態が影響しています。

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http://pictogram2.com/?p=1654
一括で採用を受け付けるということは、大企業は一体何人のエントリーシートを見なければいけないのでしょう。
企業によっては数千人〜数万人のエントリーシートが送られてきます。
それを全て読み切ることってなかなか難しいですよね。
難しいというか不可能です。

そのため、募集がかなり多い企業は学歴フィルターを設け、説明会や選考に進む学生を考えています。
どうやら基準は関関同立GMARCH当たりで線が引かれているようです。

学歴フィルターが存在する理由は業務の効率化だけではありません。
いい大学出身 = 仕事ができる
ではありませんが
仕事ができる ≒ いい大学出身
ということが統計的に言えてしまうことも原因のようです。

また、役員レベルの方はまだまだ50代近くの方が多いので、その年代の方々はまだまだ学歴で学生を判断してしまうようですね。

つまり

  • 学歴フィルターは存在する
  • 業務効率化とこれまでの固定観念によるものである

ということが言えてしまうわけです。

「自分はそんなレベルの大学に行けていない」
「それ以下の大学の学生は有名企業には行けないのか!」
そんな声が聞こえてきそうです。

有名大学に行っていないと大手には就職できない?

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ぱくたそ(www.pakutaso.com) modeled by 段田隼人

いいえ、そんなことはありません!!

思い出してください。
学歴フィルターが存在する理由は「いっぱい読むのが大変だから」です。
最近は求職者が足りていません。
いわゆる売り手市場で、企業側は定員いっぱい新卒を取ることに非常に苦労しています。

つまり、超がつくほどの大企業でなければよっぽどでない限り学歴だけ見て落とされることはないと考えて問題ありません。
ただ、存在するということをしっかりと把握して志望度が低いところにもエントリーしておくことをお勧めします。

反対に、有名大学に行っているから「自分は大手も楽勝!」と思うのも気をつけてください。
その点については、また近いうちに自分の経験をもとに記事にします!

まとめます!

  • 学歴フィルターは存在するが、気にしすぎは良くない
  • フィルターの存在は抑えて、大企業だけのエントリーは避ける

業界による違い

学歴フィルタの存在については理解していただけましたか?
さて、先程は超大企業とふわっとした書き方をしました

「超大企業ってなんやねん!はっきり言え!」

そんな声が聞こえてきます。
はっきり言うことは正直難しいです。
うちはフィルターあります、と公開してるとこなんてありませんからね笑

ただ、傾向はあります。
それは業界における傾向です。

この業界はフィルターがまだ残っている。
この業界はまだまし。
などの傾向があるのでさっくりさらっとご紹介しますね。

フィルターが厳しい業界

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http://pictogram2.com/?p=1919
ここで紹介する業界はまだフィルターが残っている業界です。
比較的お堅い業界が多いですね。
社会での必須分野なので、かっちりした伝統が残ってしまっているのかもしれませんね。
あくまでその業界の大手ですよ!
気にしすぎないように気をつけてくださいね!

インフラ

インフラとは、社会基盤、ライフラインとも置き換えることができます。

具体的には、

  • 交通網(鉄道会社や道路など)
  • ガス(地方ガス)
  • 電気(地方電力)
  • 通信会社(携帯会社)

などです。

もともと公企業であった企業も多く、採用人数もあまり多くないようです。

総合商社

商社の中でも、多様な商品を扱う総合商社。
5大商社(三菱商事三井物産住友商事伊藤忠商事、丸紅)をはじめ、特に倍率が高い業界になっています。
要因としては、

  • 給与水準が高い
  • 休みが比較的取りやすい

などが挙げられます。

これは僕の所感ですが、商社を志望している人たちは「俺がやったんで!」と言う人たちが多い気もするので、大丈夫だとは思うんですが笑
リスク管理も忘れずに!

自動車メーカー

みなさんイメージはつくと思います。
知名度高い = フィルターがかかりやすいということは日本の自動車メーカーはフィルターがかかりやすいということになります。
外国でも名が通るようなメーカーばかりですからね。
要注意です!

フィルターが緩い業界

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http://pictogram2.com/?p=1919

トータルして言えるのは、あまり人気のない業界がフィルターがかかりにくいことです。
応募者が多いからフィルターをかけてるんでしたよね。
つまり、応募者があまり多くない企業はフィルターが存在しない場合が多いです。

IT

「IT?考えたこともないし、どんな業界かわからない」
という方がほとんどじゃないでしょうか。
文系のみなさんは特になじみのない業界だと思いますが、ぜひ一度調べて見てください。
文系の採用の方が多い企業もあるくらいですよ!

物流

人手が足りない。
ひとえにそれが原因であると推測します。
この10年の通販サイト普及により、宅配・運搬の重要性は増しているにも関わらず、人手が全く足りていません。
ハードワークという印象も僕にはあります。

トイレタリー

あまりなじみのない名前ですよね。
それゆえに、フィルターはかかりにくいです。
消臭剤や洗剤などの日用品を扱っている業界です。
清潔感がない学生は通らないという業界らしいですが、エントリーシートで学歴フィルターがかかりにくいようです。

まとめ

今回は、学歴フィルターはあるのか、フィルターに対する心構え、そして業界別のざっくりした事情をお届けしました。
本文でも書いたとおり学歴フィルターは存在しますが、あくまで目安なので悲観、信頼しすぎないようにしてください!
フィルターがあるなんて面白くないと僕も思いますが、リスク管理として頭の片隅に置いておきましょう!
「学歴フィルターってあるのかないのかわからなくて不安だ」という方々の助けになれれば幸いです。

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