志望校が決まらないって普通じゃない?
[2019/4/20(土)更新]
きっかけ
昨日、塾の面談にて親御様から「志望校を決められない。自分で調べようとしない。」とご相談をいただきました。
詳細は省きますが、志望校が決まらないことをそこまでいうのかと少しびっくりしました。
そこで志望校が決まらない学生さん(主に高校生)、親御さんに向けて自分の思っていることを伝えようと思います。
完全に持論です。
そんな考え方もあるんだなぁと思っていただけたら幸いです。
志望校を決めなければいけない理由
そもそもなぜ志望校なんて決める必要があるんでしょう。
結論から伝えると、
目標がなければ人間はモチベーションが上がらないから。
マラソンは42.195kmだとわかっているからそれに向けて練習し、本番もどの程度の位置に今いるのかわかります。
もし何も指標がなく、いつ終わるかわからないものに対して、練習できますか?
さらに言えば、そのマラソンでどのくらいのタイムを出したいのか、によって練習の強度・内容も変わりませんか?
受験勉強でも同じことが言えます。
どのくらいのレベルに対して、どのくらいの期間で挑まなくてはいけないのか、を把握しなければ勉強なんてできたもんじゃありません。
まずは志望校を決めること、これが1つのステップです。
志望校なんて決まらなくて当然
とはいえ、志望校が決まらない子が多い。
実際、自分が中学生・高校生の時もそうでした。
生徒を見ていても、なんとなく勉強し続け、秋頃にちょうどいい学校を志望校にする子がいます。
なぜ決まらないのか。
材料が足りなさすぎるからです。
今、何が食べたいですか?
カレーですか?
昨日の晩御飯はカレーでした。
僕の話は置いといて、なぜそれが食べたいのでしょう。
食べたことがあるから、「おいしい」と知っているからです。
たくさんの食べ物を食べて比較した結果、それが一番自分の好みだ、と判断したからです。
生まれたての赤ちゃんに「何食べたい?」と聞いたところで何も分かるわけありません。
受験生はまさに赤ちゃんです。
- 大学がどんな場所なのか
- 大学ごとに何が違うのか
- 学部って何?
- そもそもなんのために行くの?
こんなことがわからないのにどこにいきたいか分かるわけありません。
だったら調べろ!と思うかもしれませんが、学生さんは忙しい。
大人の思っているよりも忙しいんです。
最初は"有名な大学に行きたい"でいい
ただ、先ほどもお伝えした通り、決めないといけない時は来ます。
というか、現在高校生の皆様はもう決めないといけません。
新高2生も入試改革もあり、どんどん入試対策の早期化が進んでいます。
対策するためには一定の目標が必要なのは前述した通り。
では、どう決めるのか。
とりあえず、決めましょう。
理由なんてなんでもいいです。
- 有名で聞いたことがあるから
- 近いから
- 知り合いが通っているから
次のステップです。
決めたら、必ずその大学のオープンキャンパスに行ってください。
必ずです。
面白いと感じるか試しに行ってください。
それをきっかけに、その帰り道でもいい、他の大学ってどうなのかなとスマホで調べ始めたら立派な受験生です。
きっと行きたい学校が見つかります。
まとめ
志望校は決めるべき、だが決めている時間なんてない。
ならとりあえず思いつく理由で志望校を決めて、そこを見学に行ってみましょう。
誰かに伝えてみるのもいいですよ。
必ず面白いと感じる瞬間があります。
「あー、めんどくさいなぁ」と思っていますよね笑
だから一緒に頑張って一歩踏み出しませんか?
あなたなら大丈夫です。
あなたが素敵な進路を見つけられることを心から願っています。